住宅の裏山に生えているスギが大きくなってしまったということで、伐採の依頼を受けました。
伐採するスギは2本。大きい方は樹高は20m以上、幹の直径はおよそ50cmあります。
もう一方は直径30cmとそれほど太くないですが、目の前の大きなスギや竹などに隠れていたため、
下枝が枯れて、枝葉が頂部に少し残っているだけのヒョロとしたスギです。

スギから6m離れたところに小屋がありました。十分離れていますが、
切り落とした枝葉が跳ねて小屋に当たらないように、落とし場所に気を付ける必要があります。
ちなみに、奥に見えるのは隣人宅です。既に伐採されたスギが3本ありました。
1.5mくらいの長さが残っており、何かに利用するのでしょうか???

スギと竹が絡み合っているため、まずは登りながらこれらの絡みを取り除いていきます。
そして、頂部から順次切り落としていきます。

枝をほとんど切り落としました。後は大きい方の頂部を残すだけです。
枝がなくなると、樹の上からの眺めが良くなりますね。

頂部を落とし、順次、下に降りながら幹を切り落としていきます。
小屋と同じくらいの高さまで切り落としてきました。
なお、施主様からスギの丸太材を残して欲しいということで、
3mほどの長さの材を2本残しました。

そして、いよいよ伐倒です。
これまで切り落としてきた枝葉をクッションに利用し、
倒す方向を決めてから、切込みを入れていきます。

人の大きさと比べると、切り倒したスギの大きさがわかります。
残りの切り株を平らに切り戻します。

切り倒したスギは薪に利用するために、40cmの長さで印を付けて切り分けました。

最後に、細い方のスギに登り、樹高を低くしてから切り倒します。

枝葉を処分し、掃除をし終え、作業完了です。
薪材用も大量に準備できました。
木を有効利用してもらえると、私共もうれしいです。