松雲山荘のアカマツ伐採の続きを行いました。
今回は入口から50mほど入ったところにある、大きく斜めに傾いたアカマツの伐採です。
根元や樹体はしっかりしていましたが、どうしてこんなに傾いてしまったのでしょう??

園路に覆い被さるように立っているため、安全のために休園日に実施させていただきました。
枝葉や切り屑等のゴミで砂利を敷いた園路を汚さないようにブルーシートを敷き、
これまでと同様に、枝葉→幹の順に切り下ろしていきました。

足場が不安定の場合や幹だけになってしまった状態では、
身体の位置を安定させるために脚爪の付いたスパー(昇柱器)を装着します。
今回は大きく傾いているため、早めに装着して作業しました。

スパーがあれば、根元から上まで直接登ることができるのですが、
樹が活発に活動しているときは、脚爪が刺さった場所から大量の樹液が出てきて、
ロープなどの道具が汚れてしまいます。
松ヤニは滑り止めになるため、道具に付着すると作業効率がとても悪くなります。
そのため、このように傾いた樹でもロープで昇り降りを行って作業することにしました。

傾きが大きくて、いつもよりも作業しづらい樹でしたが、
今回も無事に終わることができました。