ツツジ、サツキの剪定はお済ですか?
今年の新潟の梅雨入りはまだのようで、気持ち良い天気が続いていますね。
さて、昨年行ったツツジの剪定から1年が経ちました。
混みあっていた枝を根元から取り除き、透かし剪定という方法で剪定を行いましたが、
1年後にどのような状況になっているかご報告になります。
花はすでに終わり、新葉が表面を覆いつくしています。
それでも枝はまだ透けて見える状況です。
枝葉を手で退けると、容易に中の様子を見ることができます。
絡んでいる枝を大幅に取り除いたおかげです。
枝の途中から元気な新芽がたくさん出ていました。
内部の新芽にも十分に光が届いており、枯れることなく、今年はこのまま順調に成長しそうです。
株元からも同様に元気な新芽が出ています。
たくさん出すぎているので、新芽の選抜が必要です。
今後伸ばしていきたい方向の新芽だけを残して、他の芽はできるだけ取り除いておきましょう。
枝の途中から出てきた新芽も同様です。
早めに選抜しておくことで、伸ばしたい芽の成長を促せます。
反対にたくさんの新芽をそのままにしておくと、
伸ばしたい芽に十分な光が当たらなくなったり、絡み合って伸びる方向が変わったりしてしまいます。
自然に任せるのも一つの案ですが、みずから形を作り変えていく場合は、
こまめに不要な新芽を取り除きましょう。
透かし剪定によって、内部から元気な新芽が出ていることが確認できました。
1年経っても内部に十分な光が届き、風通しも良く、植物にとっては良好な環境でした。
カエルも葉っぱの上で日光浴しており、生き物にとっても良い環境になったようです。
今後、枝の途中から出てきた芽の位置まで切り戻し剪定することで、
大きくなりすぎた形を小さく作り直すことが可能になります。
一般的な刈り込み剪定では管理が難しくなってきたツツジやサツキは、
ぜひ一度、透かし剪定を試してみてはいかがでしょうか?